野球でも宝塚でも「オールスター勢ぞろい」のイベントがあるように歌舞伎座も2年に一度役者さんが勢ぞろいするお祭りがあります。
今日はまさにそのイベントの日でした。
役者さんが勢ぞろいして学園祭のノリで演劇(喜劇?)を披露してくださいます。休憩時間にはロビーで模擬店と称された出店があり、役者さんが直々にグッズや食べ物を売ってくださるのです。
そんなスペシャルイベントは自分とは縁の無いものだと思っていたし、平日なのでチケットを取る努力をしようとも思っていなかったのですが・・・・
さるお方から「チケットがありますから行きませんか?」と誘っていただきました。
「えーーーっ?本当に私が行けるんですか?」
半信半疑ながらもあこがれの役者さんたちを間近に見られて接触できるかもしれないというシミュレイションをしっかりと組み立てて、スペシャルイベントに着ていく衣装を考えたり、仕事を休む手順を、仕事をするときでは考えられないくらいのエネルギーをつぎ込んで企て、正に万障繰り合わせて本日歌舞伎座へ出かけました。
本日の芝居の演目は「灰被り姫」=「シンデレラ」
灰被り姫:坂東玉三郎
継母:中村勘三郎
もうこれだけで十分おかしいことが想像できます。
灰被り姫はお城ではなくて明治22年に実際にあった歌舞伎座の開場式へ出かけるという設定で、当時のセレモニーの再現するかのように招待客に扮した役者さんたちが順番に祝辞の言葉をおもしろおかしく述べました。普段では見られない役者さんたちのお遊びの場面です。
「私も歌舞伎座へ行きたいわ~」と「よよよ」と倒れこむ玉三郎さんの元に魔法使いのおばあさんが現れて美しいドレスを作ってもらって歌舞伎座へ出かけガラスの扇を手に舞を舞う・・・実は魔法使いのおばあさんは歌舞伎座の守り神でラストは大御所の皆様が神様になって登場。歌舞伎座繁栄の祝辞で締めとなりました。
役者さんたちの放つオーラに酔いしれながら舞台を楽しみ夢のようなときを過ごしました。
終演後はダッシュで歌舞伎座を出てタクシーに乗り込み新幹線に飛び乗って・・・日常の生活へと戻りました。
あれぇ??なんとなく今日歌舞伎座で見た「灰被り姫」とリンクするなぁ・・・。
日曜日の夕方から東京にいたので、正に24時間のシンデレラだったということか。
お世話になった皆々様どうもありがとうございました。
今日は頭がぼーーっとしているので模擬店の様子はまた明日