東京行きの最終のひかりに乗った私は10:40pm.に友人宅に着。
チャイムを鳴らして「ただいまーー」と部屋に入って、いきなりお風呂に入って、その家のユニクロのジャージに着替えて、くつろぎモード全開になるなんて『友人』というよりその家のお父さんなんじゃないかと心の片隅で恐縮する。お風呂から出るとおいしい料理とお酒が待っている。
とにかくこのようにあつかましい行為が許されるのは、訪問先の私の友人である奥さんが話し相手になってくれて、その夫が台所で料理を作っているからなんだろうなぁ・・・。
家人の友人を夫の手料理でもてなすという、ちょっと変わった様式がこの無礼な訪問者を肯定してくれるらしい・・・。
だって友人が家事をして私がダンナと向き合う図を想像してくださいな。ここまではくつろげないと思うんですよ。
そう、その夫婦とは私のHPの
ロンドン紀行に出てきた料理を作るのが大好きな夫と姉さん女房の友人です。
「今日はあなたが来るからって朝から色々メニューを考えていたみたい。で、何だっけ、今日のメニューは?」と、いかにも年上の女房らしい口の聞き方にこちらが益々恐縮してしまう。
口数の少ない夫は黙々と料理を作って無言で皿を出す。
私の前に出されたのはもみじおろしを添えたあん肝、みじんにくだいた牡蠣の入った茶碗蒸し(牡蠣エキスとダシ玉子のバランスが絶妙!)、レンコンのしんじょう揚げ、蕎麦がき、栗のババロワ。
・・・普通自宅でごーいう料理食べないですから・・・。
恐縮していた殊勝な気持ちは瞬時に消えて、とてつもない幸福感に襲われる。
クーーッ!溜まっていたストレスが消えていくよ。
おいしい料理でお酒は進み、先日の句会の話で盛り上がり、笑いは絶えず、これ以上の癒しはないという幸福の絶頂の状態でバタリと眠る・・・東京の夫婦はどう思っているか知らないけど、私は
幸せでーーす。毎月でもお泊りしたいんだけど、きらわれない程度にと、一応これでも気を遣っている私なのですが、「来月も東京来るんでしょ?みんなで泊まっていいんだよ。宴会しようよ。」なんて言われると「えーーっ!本当にぃ?」
ブンブンと音をたててシッポを振ってしまう私なのでした(^^ゞ
翌日の浅草感動日記はまた明日。