地元の商店街の発展のために毎年開催されるイベントに、今年は私のご贔屓でもある柳家権太楼さんをお呼びして「江戸の粋」と銘打った落語会を催しました。
我々天狗連メンバーは裏方でお手伝いをさせていただきました。
楽屋でのお世話係・・・を仰せ付かりましたが、師匠のお世話はお弟子さんがきっちりやられるのです。私なんて出る幕なしですよ。
今回は前座さんではなくて二つ目の柳家右太楼さんが師匠についていらっしゃいました。
右太楼さんは地元の大学の落研出身で天狗連のメンバーには顔見知りが多く、師匠にお願いして右太楼さんに開口一番を務めてもらったのです。
お弟子さんである右太楼さんの気の遣いようはとても細やかで傍で見ている私たちも神経ピリピリ感が伝わってきました。
師匠は我々にはとてもフレンドリーな方ですけど、上下関係はビシっと一線を引いていらっしゃるんですよね。
私はそんな様子を伺いながら楽屋から高座へと上がる師匠の後姿をお見送りさせていただきました。
黒い羽織を着た後姿はかっこいいですねーー。
今回のテーマは「江戸の粋」で師匠もマクラやらトークタイムの時に「粋」についておもしろおかしく語ってくださいましたが、師匠の背中が何よりも「粋」を語ってくれてました。
高座に上がる直前とか降りて楽屋へ戻るときの顔がね・・・いいですよ。
もうひとり一緒にいらしてた音曲(三味線)の柳家小菊さんはとても色っぽいお姉さんで、こちらは姿・形が絵に描いたように粋なお姉さんでしたね。
都都逸よかったですねーーー。
○十の手習いで三味線習おうかしら?(相変わらず安易な思考回路です)
粋を語る人たちと一緒の空気を吸って、少しは粋になれたかしら?
生粋の三河人には無理かなぁ・・・。